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昭和40年代、50年代の中古住宅の建物解体時のアスベスト含有について
4月に入り、不動産市況は完全に落ち着き、購入希望のお客様は減少してきましたが、不動産売却希望の売主様からのお問い合わせが今までの何等変わらず、お問合せを頂いております。
その中でも特に相続が発生した昭和40年代、50年代の中古住宅に関する売却相談・査定相談は大変増えており、空家になっているケースが多く、処分される事を選択肢として考えられる事が多いようです。
これらの年代の中古住宅は、物件の状態によって、現状のまま中古住宅としてご売却を進めるケースと、建物に雨漏り、白蟻の食害、傾きなどがあり建物利用が難しい建物は、売主様に解体をお願いして、土地として売却を進めていく事になります。
今回、皆様に知って頂きたい事は、建物解体して、土地売却する場合、建物解体前に、建物に関して有料でアスベスト含有の検査が義務付けられており、もしアスベスト含有している建物であれば、通常の建物解体工事費とは別に、アスベスト除去工事が別に必要になるという事です。実は、このアスベスト除去工事費は、通常の建物解体工事費よりも割高になり、両方の工事が必要となると、更地にするのに、多大な費用がかかってしまう事になり、今後の不動産売買において、大きな問題になりそうであるという事です。
実際、弊社の最近の取引事例では、通常の木造住宅からもアスベストが発見されておりますので、個別に調査しなければ分からない、恐ろしさを秘めております。建物解体して売却する場合は、大きなポイントになりますので、売主様は予備知識としてぜひ知っておいて頂ければと思います。このような物件が今後増えそうです。